ラノベ新人賞の『落ち方』

ラノベを書くための具体的なテクニックや参考書を紹介します。みんな隠れてコッソリ勉強してるけど、僕がぜんぶバラしちゃうよ! 『ハーレム書いときゃウケる』とかそんなんじゃなくて『三幕構成(映画業界で生み出された脚本の黄金律)』とか『カットバック(異なる場所で同時に起きている複数シーンのショットを交互につなぐ演出)』とかガチなやつです。

2017年03月

作品紹介『Remember11』











 本日も余談から。


 前回、『真相がわかるルートに入った途端、急激に面白さが爆発するジャンル』の一例として、Ever17を挙げました。








 



 ↑ これね。



 infinityシリーズっていう、どんでん返しを楽しむシリーズのアドベンチャーゲームです。
 
 中でもこのEver17(エバーセブンティーン)が人気で、シリーズの中でも、特にラストの盛り上がりが凄いです。

 ネタバレ厳禁すぎるジャンルなので、何も詳しく説明できませんが。












 僕ね。

 シリーズの中でも、あまり評判の良くないRemember11(リメンバーイレブン)が大好きなんですよ。

 




 ↑ 冒頭のこれね。




 Ever17よりあとに出た作品なんですが、まあ、色んなところが賛否両論でして。

 すごく面白いんですが、誰もが手放しに絶賛できるわけではないクセの強い物語になっております。

 ネタバレ厳禁すぎるジャンルなので、何も詳しく説明できませんが。









         hotori


(http://www.success-corp.co.jp/software/sl2000/remember11/hotori.html)





 僕は、涼蔭 穂鳥(すずかげほとり)ちゃん派です。


 Remember11のイラスト担当は、あの『左』先生です。

 『ささみさん@がんばらない』の左先生です。
 











content1_bg3_2377x1205
 (http://gagagabunko.jp/specal/sasamisan/)より




 僕は、かがみ派です。



 ささみさんの一巻が世に出たとき、

 一部ラノベ勢は「狂乱家族日記の日日日先生やん!」となりましたが

 infinity勢は「Remember11の左先生やん!」となりました。







 なんだっけ。

 

 Remember11が面白いんですよ。

 謎解き部分はクセが強すぎてビャーってなるんですけど、平常パートのサスペンス的な面白みが強烈なんです。

 




 ストーリーは、まあ。

 誤解を恐れずに言えば『君の名は』です。

 誤解は恐れたほうが良いですね。







 別の場所にいる人の人格が入れ替わるやつです。

 あれを、最高に性格の悪い人がエグさ最優先で組み立てたら、こうなっちゃいました。みたいな。

 



 二人の主人公がいます。男と女です。

 それぞれが、別の場所に居ます。

 お互いの人格が、ちょくちょく入れ替わってしまいます。




 片方のロケーションは、『飛行機事故を起こした』『遭難中の雪山』です。
 食料もないし、寒さで凍えるし、数少ない生存者同士での諍いも絶えません。いつ死ぬかわかりません。


 もう片方のロケーションは、『正体不明の殺人鬼が潜んでいる』『隔離された精神病棟』です。
 当然、殺人鬼に襲われたり逃げたりするのですが、その最中でも容赦なく人格転移は起こります。いつ死ぬかわかりません。






 いや、もう面白いに決まってるじゃん!

 Remember11 オフィシャル紹介ペーシ





 
 というわけで、ご興味のある方、よかったらどぞ。

 繰り返しになりますが、クセがありすぎで賛否両論ですので

 そのへんは自己責任でよろしくです。







 あと、今日のブログの上のほうにある作品画像から

 いちおう商品ページへのリンクを貼ってるんですが、なんか、モノによって値段が安定してないみたいでして。

 妙にボッタクリみたいな値付けのページが多いので

 そこから注文しないほうが良いです。






 キーワード「Remember11」で検索した結果をリンクしときますので

 ↓ こっち使って自分で安いやつ探したほうがお得です。


  Remember11



 PSP版だったりPS2版だったり対応ハードがバラバラだったりもしますので

 なにとぞご注意を。

 






 というわけなんですが。

 えと。




 余談のつもりで書き始めたんですが、

 あまりに長くなってきたので、本文はまたのちほど。バッカじゃないの!



 本当は『悪役の書き方と死亡フラグ』って内容で書く予定でした。

 いちミリも書いてねえ。




 あの。まあ、Remember11への愛ということで、どうか、なにとぞ。




 つか、こんな10年以上前の作品を今更紹介するつもりなんか全く無かったんですけど!

 お天気の話くらいのノリでちょっと触れて、すぐ本題に行こうと思ってたんですけど!









 んもう。(続く)




 ----<キリトリセン>----



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 内容はまあ、なんでも良いです。


 聞いてみたいこととか、オススメ技術のタレコミとか、いっそ萌え談義とかでも大丈夫です。

 

 お気軽にどうぞ。



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カテゴリ: 作品紹介 

勉強の正体






 ニーアが面白すぎるのが悪いんや。








 こんばんわ、どうもです。

 ニーア:オートマタがめっちゃくちゃ面白いんですよ。買う前から分かってましたけど。



 表面上はデビルメイクライとかベヨネッタみたいな

 スタイリッシュ系の無双アクション……と見せかけて、


 ストーリーが異様に凝ってるという。

 物語好きな人をドツボにはめるシリーズです。


 とくにミステリ好きな人はヤバいと思います。





 あれですよ。

 真相がわかるルートに入った途端、急激に面白さが爆発するジャンルですよ。


 
 KeyとかマブラヴとかSIRENとかEver17とかお好きな方はぜひ。









 あと、けものフレンズとか。(※11話見ました)






   ----<キリトリセン>----





 お話したいテクニックはいっぱいあるんですが、


 ここらでちょっと、『このブログの使い方』をはっきりさせておきましょう。






 むずかしい話じゃないです。普通のことです。






 当ブログは、小説(および物語全般)を書くためのテクニックをご紹介しています。


 ですが、書いてる僕自身が新人賞に落ちまくっています。



 ですので、読者様にオススメする基本的なスタンスは↓下記のとおりです。








 ■オススメしない読み方

 このブログに書いてある通りにすれば、必ず小説がうまくなるはず。
 ブログに書いてある通りの書き方をしなければ、絶対に面白い話は作れない。
 物語を面白くすることよりも、新人賞に受かることの方が優先なので最短の方法を知りたい。



 ■オススメする読み方

 ブログに書いてある記事の中で、
 『便利そう』『使えそう』『自分の作品を少しでも面白くできそう』と、納得できた知識だけ都合よく切り取って自分の経験値にする。





 
 まあ、こんな感じですね。

 偉ーい大先生がセミナー料ウン千円とかで開催してる作法講座じゃありませんので、道端の自販機のように便利に使っていただけたら幸いです。




   ----<キリトリセン>----




 つか、これは当ブログに限った読み方とかでは全然なくて、

 ネットが発達した現代なら、みんな当然のように持っている

 普通の情報リテラシーですよね。



 『あやしいブログを簡単に信じるな!』 


 とか、それくらいのもんですよ。





 ということで。

 もう一歩踏み込んで、


 『物語を書くための勉強とは何なのか?』


 という部分を、ちょっと掘り下げてご説明しますね。





    ----<キリトリセン>----




 我々、お話を作る人間は

 多かれ少なかれ勉強しています。




 小説作法の参考書だったり、

 プロットの作り方の解説本だったり、



 そういうのももちろん勉強なんですが、



 アニメを見ながら、「素敵な物語だ! 参考にしよう!」


 と吸収するのもまた勉強です。







 みんな、形は違えどめっちゃ勉強してるんですよ。


 「俺はそんなに頑張れてないけど……」


 みたいな人だって、たぶん自分が思っている以上に勉強しています。


 物語とか作ったこと無い人が見たら狂気ですよ。
 アニメ見ながら自分の作品に生かせないか考えてるなんて。わけわかんないです。





 

 ただ、この勉強が難しいんですよね。


 何が難しいって、テクニックの理論自体じゃないんですよ。


 
 分かる人はわかると思います。



 勉強して、知識が増え、腕を磨いて、レベルアップする。

 もっと面白い物語が書けるようになる。




 もっと面白い物語が書けるように 『なったはず』なんですが。





 これ、証明しようがないんですよね。





 学校のテストと違って、作品の面白さは数値化されません。

 一作品書いて、勉強して、あらためて新作を書いて。


 

 その新作が、前に書いた作品よりも面白い作品になってるかどうか、

 証明できないんですよね。




 もちろん、読んでくれた友人や読者さんの感想を聞くことはできますが、


 好みもありますし、遠慮(気遣い)もありますし、どこまで参考にして良いのかわからない。






 面白さの進歩を証明できないっていことは、

 つまりですよ?







 『今の自分のレベルが、はっきり自分でわからない』


 という状態がずっと続くんです。


 がんばって勉強しているのに、です。





 これ、めっちゃキツいですよね? よね?






    ----<キリトリセン>----






 『自分がどこにいるのかも分からない暗闇の中で、

  出口を探して必死にもがいている』



 ……ような状態なんですよ。アマチュア作家って。




 
 で。

 ここで勉強が生きてきます。



 『勉強をすれば、暗闇の中で出口に向かってまっすぐ進める』

 ではありません。


 


 当ブログでは、いろいろな小説テクニックをご紹介していきますが、


 その全てが、すぐにピンとくるものばかりではないと思います。

 
 


 口で説明されてもフーンと思うだけかもしれません。



 小説テクニックがどれほどの力を持つのかは、

 実際に物語の中で体感したり、

 テクニックを実際に使うことでその便利さを知ったり、


 とにかく、『自分自身で辿りつかないと』その真の力がわかりません。






 で、ですね。

 仮にですよ。


 勉強なしで修行して、何らかのテクニックに自分自身で辿りついたとき。



 『せっかく辿りついてるのに、暗闇の中だから

  自分自信がレベルアップに気付けない』



 ということがあるんです。







 例えば


 →主人公が困るイベントを発生させると、ストーリーが盛り上がると気づく。

 →でも、主人公が凹んだり悩んだりするシーンを書けば人気が下がるという噂もある。

 →最強な主人公ってずっと流行ってたし、どうなんだろう。

 →そういえば大好きな○○っていう作品も、主人公は最強だったなあ。

 →などなど



 考え始めると、けっきょく自分で辿りついた結論に自信が持てず、

 理論を後押ししてくれる意見やアドバイスを探すも、やっぱり人によって

 言ってることが違うので参考にできないという堂々巡りとなるわけです。



 ああ、つらい。(※心の傷)





 

 だけども。

 事前に勉強していると、

 自力でテクニックに辿りついたときに

 「あのとき勉強したアレのことか!」

 と、思い出すことが出来ます。






 暗闇の中なのは暗闇の中なのですが、

 今まで歩んできた道のりに、ファッと明かりがさすのです。



 「これまで努力してきたことは、無駄じゃなかったんだ」

 「遠回りはしたかもしれないけど、たしかに前に進んでいたんだ」


 と

 この感覚が味わえます。








 人が努力を続けられる条件として、
 
 『小さな成功の積み重ね』があります。



 
 勇者がレベル99になってドラゴンを倒せるのは、



 そこにたどり着くまでに、

 1レベルづつ成長して、新しい武具を手に入れて、

 スキルを増やして、また1レベル上げてと

 小さな成長という喜びを繰り返すから、

 最後まで努力が続けられて、

 結果、ドラゴンが倒せるのです。





 創作の業界は、この『小さな成長』がとても分かりづらい。





 『新人賞に合格』クラスの大きな達成にたどり着くまでは、

 『友達の感想がちょっと良くなった』くらいの

 曖昧な成長を愚直に繰り返すしかありません。






 最後に成功する人は、最後まで諦めなかった人だけです。




 このあまりにも過酷な道を進むために、

 少しでも『小さな成長の喜び』を楽しめるように、


 当ブログを便利に利用してもらえたらと思います。





   ----<キリトリセン>----




 完全に余談。





 冒頭のニーアですが、前作があります。



 新作が『ニーア オートマタ』 です。

 前作が『ニーア レプリカント』です。

 

   
  (↑新作のオートマタです) 

 
  
  (↑ 前作のレプリカントです)




 くれぐれも


 最初のルートだけで判断しないジャンルですので


 ご注意ください。




  ----<キリトリセン>----



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 未紹介のラノベ技術を教えて頂けたら、僕も使うし当ブログでもご紹介させて頂きます。
 ご質問などがありましたら、『新人賞に落ちまくっている僕が』お答えさせて頂きます。
 リクエストもお気軽に。ヘボットのプロット分解したんで、もう怖いものないです。


 どうぞ、よしなに。



 
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カテゴリ: 小説テクニック 

アニメプロット分解「この素晴らしい世界に祝福を!」②





 このすば一期のエンディングって、なんであんなに名曲なんでしょうかね。



 アニメで普通に聞ける
 『アクア様・めぐみん・ダクネスの合唱バージョン』以外に、

 それぞれのソロバージョンがあるんですけども。



 

 めぐみんver、ほんと何回聞いても飽きないです。


 『めぐみんの声優さんが歌ってる感じ』じゃなくて

 『めぐみんが歌ってる感じ』なんですよ。







 まあ僕、貧乏なんで。

 めぐみんソロverだけ、単曲で買ったんですが。




    


 ---- PAUSE ----




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 前回からの続きです。


 アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」、一期一話のプロット分解を

 もう少し掘り下げていきましょう。





 今回も手探りです。


 どういう感じでご説明していくのが読みやすくて楽しいのか。

 まだまだ模索中ですので、とりあえず今日は↓こんな感じで。




 ①ストーリーの出来事を、いちいち全部書き起こさない

 ②特に解説したいテクニックが出てきた部分だけをピックアップしてご説明

 ③アニメで描写された順に並べますので、一番上がオープニングです





 今までより、少しでも読みやすく出来たらいいなあ。




   ---- PAUSE ----



 未視聴の方はネタバレになりますのでご注意ください。






 ■カズマの自己紹介



 映像で、カズマの暮らしを描写してます。
 田舎の風景とか、部屋のアキバ系グッズとかパソコンとか。

 で、同時にカズマ本人が
 「普段引きこもっている俺だが」「ゲームの初回限定版を手に入れる」「3日貫徹の俺が」とか言って
 セリフでも自己紹介します。


 繰り返しで恐縮ですが、
 セリフは視聴者に真実を伝えられません。
 行動(描写)が、真実を伝えます。

 説明セリフでダラダラと設定を説明するのは
 テクニック的には悪手(=視聴者的には、つまらなく感じやすい)です。
 
 設定を説明したいときには、なるべく描写を使って
 『お客さんに感じ取ってもらう』のが美しい(=視聴者的には、楽しみやすい)です。


 「なら、このシーンの場合、
  映像だけでカズマの性格はお客さんに伝わっているんだから、セリフは蛇足じゃない?」


 と感じた方はおられますでしょうか。
 もしそうでしたら、かなり良いセンスです。

 たしかに、セリフを極限まで少なくして、
 キャラクターの行動とカメラワークだけで信じられないくらいの情報量を
 伝えてくる作品に出会うとシビれます。


 ただし、描写(行動)には弱点があります。
 『作者が伝えたいメッセージ通りの印象を、お客さんが汲み取ってくれるかわからない』のです。

 つまり、映像だけでは意図が誤解される可能性があるんですよね。

 あくまで、こじつけの一例ですが、

 冒頭の真っ暗い部屋の描写だけでは
 ①「なるほど、この主人公は引きニートなのか!」 
 ②「なるほど、この主人公はパソコンマニアのスーパーハッカーなのか!」

 ①②のどっちと受け取られるかわかりません。

 もちろん、映像をよくよく観察すれば正解がどちらか判断できるのですが、

 エンタメ作品で、『すべてのお客さんが映像をよく観察する』ことを必須とする
 構成というのは、ちょっといただけませんよね。

 そこで、『先に映像で描写しておきながら、誤解がないようにセリフで補足』という
 手法がとられるわけですね。






 ■トラクターに轢かれそうになる女の子とすれ違う


 すれ違いざまの、カズマのセリフ。
 「同じ高校のやつか」

 いいですね!
 ごく自然なセリフで、カズマが高校生だと説明しています。
 難しいんですよ、これ。







 ■アクア様が登場
 
 
 カズマが、まあ、いろいろイジメられます。
 アクア様が、たくさんイジワルなセリフを言う『という行動で』自己紹介しています。


 ここ、ややこしいと思うんですが。

 死者(カズマ)に対して、悪口言って大爆笑「プークスクス!」 ……という行動をする女。

 を、描写することで、

 『こいつは、とんでもねえ女だな』っていう印象を、視聴者に感じ取ってもらっています。




 もしもアクア様が

 「私はアクア! すごく性格の悪い、とんでもない女よ!」みたいなことを口で言っていたら、

 悪い意味での説明セリフになります。視聴者が自力で世界観を体感できません。



 ややこしいですよねー。






 ■異世界でギルドを探し始める


 行動方針の変化シーン。
 メイン二人の紹介が終わったところで、最初のターニングポイントですね。

 ここまでで、プロット的なタイムスケジュールがけっこう押してます。
 説明しなきゃいけないことが多すぎるので、セリフでの説明が多くなるのも仕方ない印象ですね。


 乱暴な言い方ですが、「このすば」はすごく高度な物語です。
 というのも、ものすごい量の基礎知識を視聴者に要求する作品だからです。

 みんな気にせず普通に楽しんでいますが、
 ファンタジーのお約束、ゲームのお約束、異世界転生のお約束などなど、

 前提となる知識を大量に持っているからこそ、ストレスフリーに楽しめる
 特殊なストーリーなんですよ。


 だから良いとか悪いとかじゃないんですが、
 ジャンルものは普及すればするほど、この傾向が強くなります。

 何度も何度も色んな作品で説明された基本設定を、
 あらためて細かく描写されてもダルくなっちゃうんですよね。


 よく『勉強のために、過去の名作を読みなさい』みたいな指南がありますけど
 あれは、こういう『現在では省略されている基礎要素』を確かめることができるのも
 意義の一つなんですよね。
 





 
 ■アクア様が下々の人間の暮らしを知らない
 何をするにも上手くいかなくて、最悪のことばっかり起こる
 
 
 色々と楽しいシーンが続きますが、前回の通りなので省略しますね。
 要するに『障害』と、『変化する前のキャラクターの心境』がいっぱい詰め込まれてます。







 ■冒険者として働き始めたけど、実際は労働者みたいな感じだった
 

 描写の真骨頂発揮ですね。
 セリフ無し(BGMのみ)で、二人が労働者として暮らす日々を描いています。

 合間合間に寝床や風呂、夜景などのシーンを差し込むことで、時間(日付)の進行を強調して伝えてあります。

 ついでにこれは、『かりそめの目標達成』シーンですね。
 すごく大事な要素なので、これはまた別の機会に細かくご説明します。







 ■ラストシーン。風呂上がりの噴水前で会話


 夕暮れですね。

 作者はどんなストーリーも自分で決められる神様です。
 シーンに合わせて、天気は存分に活用しましょう。

 キャラクターが凹んだら、とりあえず雨ですよ!
 








 以上かな。漏れてたらまた追記します。

 なるべく省略して読みやすくしようと思ったんですが、

 なんか、いつもよりテキスト量が多いですね……



 改良していけるようにがんばりまーす。




  ---- PAUSE ----



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カテゴリ: アニメプロット分解 

アニメプロット分解「この素晴らしい世界に祝福を!」①

1440_1280
 http://konosuba.com/1st/special/?mode=wall



 
 お待たせしました、「このすば」です。


 今回は、ラノベ原作の人気アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」をプロット分解していきましょう。



 もっと早くやれって話ですよね。けもフレ優先してる場合じゃねえよ。









 megumin
  http://konosuba.com/character/
 





 僕は、めぐみん派です。



 さんざん『水色髪が好き』とか書いておいて申し訳ないです。



 いや、仕方ないじゃん! そういうときもあるよ!








   ---- PAUSE ----





 さて。


 結論から言いますと、意外と厄介な案件でした。


 



 <人物が>
  ↓
 <色々な障害を乗り越えて>
  ↓ 
 <心境を変化させた>





 しつこく書きますが、↑これが物語の基本構造です。 


 んでここポイントなんですが。いちばん上の段。

 『主人公が』ではなく『人物が』になっております。





 心境を変化させるのは、主人公以外のキャラでも成立します。


 今回は主人公『カズマ』ではなく、ヒロインの『女神アクア』様に焦点を当てていきたいと思います。


 理由は色々あるんですが、ひとまず分解してから言いますね。



 
  ---- PAUSE ----



 参りましょう。

 第一期の第一話「この自称女神と異世界転生を!」 を分解していきます。





 未視聴の方はネタバレになりますのでご注意ください。







 <人物が>
 ・女神アクア様は
  カズマに魔王退治をさせたがっています。
  自分も参戦することになって、心底嫌がっています。
  女神なので、庶民の生活なんて何も知りません。

  ↓

 <色々な障害を乗り越えて>
 ・カズマから「異世界に持っていけるモノ」に選ばれる。
 ・本当に異世界に到着する。俯いてうめいてる。
 ・女神なので下々の生活なんてわからない。地理も知らない。
 ・ガラの悪いギルドに行く「うぇぇ、おっかねー……」
 ・冒険者の登録手数料が必要(エリス教徒にお金を恵んでもらう)
 ・水晶で職業適性を確認すると、
  知力が平均より低いのと幸運が最低レベル。
 ・冒険者生活を始めるが、実態は過酷な労働者生活。

  ↓ 

 <心境を変化させた>
 ・一話ラストシーン。
  労働者生活が板についてきたアクア様は、
  街の噴水の前で、風呂上がりの牛乳を飲んでいます。(※象徴シーン)

  過酷な労働を乗り越えていく中で、
  生活環境を整え(馬小屋に新しいシーツとか)、
  仕事仲間と人間関係を築き、
  妙にたくましく成長しています。

  そして自ら、討伐クエストに行こうと提案します。







 アクア様はけっこう気まぐれにコロコロ主張が変わるので
 主題が分かりにくいんですが

 ラストシーンの直前に

 カズマ「労働者やりに来たんじゃないぞー」
 アクア「そうだったわ。カズマに魔王を倒してもらわないと」


 という、

 前提の再確認みたいなシーンが差し込まれているので


 『カズマ任せにしようとしていた』→『自分も頑張ろうと前向きになった』


 くらいの変化と受け取るのが自然でしょうね。



 
  ---- PAUSE ----




 ということで、アクア様はばっちり心境を変化させています。成長しています。



 んで、主人公のカズマなんですが。


 こちらも心境の変化は起こっています。

 
 ただし、わかりにくいように、わざとボカされています。






 象徴シーンはアクア様と同じ、ラストの噴水前の夕暮れシーンです。


 討伐クエストを提案するアクア様に対して、

 「俺らレベル1だぞ。装備も揃ってないのに」
 「ものすごく不安なんだが」
 「一応お前、女神だもんな」
 
 と、ケチをつける感じのことを言います。





 セリフの内容自体は、物語序盤のカズマと変わっていませんが、

 表情と口調が、はっきり穏やかになっています。





 思い出してください。

 セリフは真実を伝えられず、行動のみが真実として読者の目に写ります。



 カズマは、今までと似たようなセリフを言いながら、

 きちんとアクア様のことを少しは認める(承認する)という心境の変化を起こしています。







 ただ、これね。

 エンタメ作品の辛いところなんですが。


 ここで心境の変化をわかりやすく心の声とかで説明したりすると、

 説教くさくなっちゃうんですよ。







 あのカズマがですよ。


 「 (こいつも頑張ってるんだな。少しは認めてやるか)」


 って独白するシーンで終わる『このすば』なんて見たくないですよ。 







 作品のテイストを考慮した上で、あえて心境の変化を

 ありありと描写しすぎないようにしているんじゃないでしょうかね。



 というわけで、今回はカズマを主体にしない分解になった次第です。







 ---- PAUSE ----



 えー、もっと詳しく触れたい部分がいっぱいあるので、


 続きます。



 ---- PAUSE ----

 

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カテゴリ: アニメプロット分解 

『セリフ』は真実を伝えられないのです

oosaka



 きのう、ユニバーサル・クールジャパンの『戦国・ザ・リアル at 大坂城』を見てきました。日記か。





 なんか、凄い作家の先生とかって、よくお芝居とか見に行っておられますよね。







 憧れるなあ。(ヒトゴト)



 
 勉強のために、自分とは別の業界の娯楽も知っておけみたいな教訓がありますが、まあ、見たくなったら見る。そうじゃなきゃ無理しない。自分のペースで良いんじゃないでしょうか。








vFFwQ06
 ( 御城プロジェクトより) 





 城プロは、竹田城ちゃん派です。

 大阪城ちゃんの画像は各自で検索してください。








   ----<キリトリセン>----




 

 も一個、消化しときましょう。


 記事で、ちょろっと書いた気がします。


 『キャラクターのセリフは、読者に真実を伝えられません』







 衝撃ですよね。ゴゴゴゴゴですよ。


 記事のインパクトを強めるためにテキトーなことを書いてるわけじゃありません。

 
 これ、絶対に知っておかないといけない重要なことなので、早めにお伝えしておこうと思った次第です。




   ----<キリトリセン>----



 ラノベに限りません。

 漫画でも、アニメでもハリウッド映画でも、キャラクターが喋っているセリフは、どれだけ念入りな言葉選びをしても、お客さんに真実を伝えることができません。

 
 もうこれ、実例があれば一発でピンと来るので早速いきましょうか。








 みなさんの、理想の萌えキャラを思い浮かべてください。




 嫁ですよ。嫁。




 僕だとクリスト・ルゥちゃんです。










Kurisuto_Ru


(聖なるかな外伝・精霊天翔 
 http://www.xuse.co.jp/product/041_seirei/chara_02.html)
 ※エロゲーにつき未成年は検索禁止!









 どうしてガチで選んだし。

 まあいいや。

 みなさんもガチ嫁を思い浮かべてください。





 彼女がですよ。





 セリフで、あなたに対して「大嫌い!」と言ったとします。


 と、同時に。


 涙目であなたを抱きしめたとします。


 そのまま、チューとかしてくれるとします。









 これ、ほんとはあなたのことが大好きですよね?



 読者にとって、

 発言したセリフが無視されて、とった行動だけが真実として伝わります。









 「これは、たまたまそういうシーンなだけだよ!」
 
 「セリフと行動が逆なら、どうなるかわからないよ!」


 と、お思いの方もおられるでしょう。






 逆バージョンいきますね。





 もう一度思い浮かべてください。


 あなたの嫁がですね。


 
 セリフで、あなたに対して「大好き!」と言ったとします。

 と、同時に。



 恨めしそうに歯を食いしばりながらゴミムシを見るような目であなたを睨んでいたら、どうでしょう。





 いや、興奮しないでください。

 あなたの性癖の話はいったん忘れてください。普通の感覚でお願いします。
 





 たぶんこれ、本当は「大好き」じゃないのに、言わされてるとか。そんなんですよね。

 早くに両親に先立たれ、長年二人きりで暮らしてきた病弱な弟を人質にとられて、心にもないことを言わされているとか。よくわからんけど、だいたいそんな感じですよね?





   ----<キリトリセン>----





 ■セリフが「好き」で、行動が「嫌い」

 ■セリフが「嫌い」で、行動が「好き」




 どちらの場合でも、読者には『行動だけが真実』として伝わります。



 これ、物語を描くときの大前提として頭に叩き込んでおいてください。

 この法則を常に意識しながら、キャラクターにセリフを言わせたり、行動させたりする必要があります。





 うん、とりあえず今回はこれくらいで。

 また補足するかもです。




   ----<キリトリセン>----


 余談。


 ソシャゲの主人公って、
 プロデューサーとか提督とか団長とかマスターとか
 役職で名前を呼ばれるじゃないですか。


 城プロの主人公の呼び名って『殿』なんですよ。
 その時点ですでにフフッて感じなんですけど。


 もしもソシャゲのお約束『覚醒』が実装されたら
 『覚醒殿(かくせいとの)』になるんですかね。
 ちょっとしたパワーワードだと思います。





   ----<キリトリセン>----




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 ブログで紹介されたくない場合は、なんか、分かるように書いといてもらえたらOKです。
 「ブログでイジるの無しで」とかで大丈夫です。
 

 どうぞ、よしなに。



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カテゴリ: 小説テクニック